マキシム・オーゲイ
Maxime Augay
AirHood™は、フランス人デザイナー、マキシム・オーゲイが大学時代にデザインしたものです。
マキシムは自宅の換気扇フードが掃除しづらく、彼自身の美的嗜好に合っていないと感じたため、自身で今までにない換気扇をデザインすることにしました。
アイデアを生み出す
設計初期
最初のコンセプトは、一般的に流通している掃除機や細長い円筒の使用して応用できないか考えました。さまざまなファンを実験することで、装置の基本的な形状を把握し、最適なフォルムはどんな形であるのかを思案しつづけました。
正しい形を捉える
設計中期
最もモーターが効果的に作動するには幅の広いフラットなデザインにすることが重要であることに気づきました。また、このような形状はホブ(ホブ盤に取り付けて主に歯車の歯切りに使用する、円筒の外周に螺旋状の刃を有する回転工具)の横に比較的小さなスペースしか必要としないため、外装の形状の改善にもつながりました。この発見に基づき、多くの「フラット」な立方体や円筒形の形状と必要な技術部品との適合性について研究がなされました。
最終デザイン
設計後期
最終的に4つのデザインを作成し、外装と台座のプロポーションをより確かなものとし、出来上がる商品をより親しみやすく、テクニカルな要素が先行しないようにデザインされました。これが現在のAirHood™の最終的な姿につながりました。
台座をより最適に
設計終盤
最後に取り掛かったのは、見た目が不格好になりすぎず、それでいて十分な安定性を確保できるように、本体の台座部分をデザインすることでした。
設置面積はできるだけ小さくし、どこにでも置けるようにする必要があったため、ケーブルを収納できるようにし、安定性を高めるために重量を増した中空の円筒形ベースが自然な解決策となりました。
彼のデザイン・コンセプトは世界最大級の家具・インテリアの見本市『imm cologneケルン国際家具インテリア見本市』の「Pure Talent Contest 2019 - Living Kitchen Selection」で最優秀製品となり、AirHood™を実現することを決めました。そこで、キッチン家電の製造に20年以上の経験を持つスマート・プロダクト・コンセプツ（SPC）と提携し、コンセプトの実現に成功。
その後、全米で最も人気なクラウドファンディングサイトの１つであるKickstarterで50万ドルという多額の応援購入をいただき、2023年には遂に日本初進出を果たします。